27歳

末澤誠也が27歳になった。


時は遡り7月28日、

なにわ男子がデビューする、と発表。


それを知ったのは仕事中何気ない先輩との会話だった。


何かあるだろうなと思ってはいたが

遂に来たかと。


長かったのだろうか。

それとも、早かったのだろうか。


本人達からしたらやっと、やっとだ、と

思ったに違いない。


jrとは思えない知名度と仕事の量

jrを推してると言えば皆が口にする"なにわ男子"


悔しい思いも消えはしなかった


それでも彼らの頑張ってきた過去を

これまでの道筋を嫌という程知ってるからこそ


心からおめでとうという言葉が出た



デビューまで残り1ヶ月もない今日

なにわ男子はMステでデビュー曲を披露した。


キラキラの衣装を身に纏い

先輩の最後の晴れ舞台を直に送り届けた


デビュー曲を聞いた

悔しいくらいずっと頭に残った


レコーディング映像を見た

涙が止まらなくなるくらい羨ましかった


どうしたらいい、どうしたら

私たちの推しにもその場所を

その栄光を与えてあげられるんだろうか


そんなことばかり考える毎日


末澤誠也が27になった。

気づいたら、

浜中文一室龍太

舞台役者へと転じた年齢が

近づいてきた


演技が好きな末澤にとって

その道もいいのだろうけれども

デビューして欲しい、と強く思う



この2.3年

jrの形が大きく変わった


冠番組を持つことはさほど珍しくもなく

主演舞台をすることも

映画に出ることも

ドラマに出ることも

CMに出ることも

バラエティーに出ることも

何も珍しくなくなった


もちろん喜ぶ、嬉しい

けれど

jrが!?とか驚く人はもう多分居ない


デビューをしなくてもMVが作れる

デビューをしなくてもCMに出れる

デビューをしなくても歌番組に出れる

なんでもできるこの時代に

それでも私は

Aぇ!groupにデビューして欲しい


幸せかもしれない、

仕事が沢山あることは

色んなところに呼ばれることは


それでも、jrとデビュー組との差は圧倒的だ

知名度も何もかも

その差は歴然だ


村上信五は言った

デビューは運だと


その通りなのかもしれない

SnowManSixTONES

同時デビューという華々しいデビューをした

メンバーを増員してのデビュー

2組同時のデビュー

それが彼らをデビューへ導く鍵だった


きっかけはジャニーさん


それは本当に大きすぎた


1年が経った



大倉が声をかけた

デビューを後押しした


動き始めた時間

関西ジャニーズjrで

デビュー組が誕生した


全部運とタイミングと、なのかもしれない


なにわ男子がデビューすると決まった時

周りはもう無理だと言った

Aぇ!groupがデビューする確率が減ったと言った


悔しかった

そう思われるのが本当に悔しかった


6人は本当に多才なのに

どうして

何が違う

力の差は

どう埋めればいい



6人でデビューしたいと

彼らは口々に言った


その夢は絶対に叶えたいと思った

たとえその先がいつ終わりを迎えようと

彼らの夢が叶うのなら

それで良かった


先輩ジャニーズが

どんどん解散していく

どんどんいなくなって行く


恩を返したいと思っていた人はいなくなり

地位も名声も金も権力も手に入れた彼らは

無敵でしかない


デビューすることが叶わない人が

どれだけいるんだ

それは分かってる

限られた数少ないデビュー組

それでも

その名をちゃんと

ジャニーズ史に

残してあげたい

10数年

全てを二の次にして

ジャニーズとして生きてきた

彼らに恩を返したい


そんなことを切に願う



会う機会が少なくなったっていい

彼らが東京に行って

二度と遭遇なんてできないくらい有名になればいい


誠也くんがレコーディングを幸せそうにしてくれたら

誠也くんがドームの真ん中で幸せそうに歌ってくれたら

誠也くんが沢山ドラマに映画に呼んで貰えたら


何もいらない


オタクはキモイよ

推しの幸せを推しの夢を

1番に考えるオタクはキモいし無敵だよ


どうか彼らが幸せでありますように